カリッと香ばしい!全粒粉入りくるみパン

カリッとローストされたくるみをたっぷり混ぜ込んだ、素朴でおいしい「全粒粉入りくるみパン」の作り方をご紹介します。
くるみパンといえば、可愛らしいお花型をイメージする方も多いのではないでしょうか。手の凝ったデザインに見えますが、作り方はとっても簡単。
カードでしっかりめに切り込みを入れ、真ん中に大きめのくるみを指でぎゅっと押し込むと、パッと花開いたような、愛らしいくるみパンが作れますよ。
材料(4個分)

- 強力粉(テリア特号 (南部小麦粉) (東日本産業))……170g
- 全粒粉(パン用全粒粉 (日清製粉))……30g
- インスタントドライイースト(サフ(赤)インスタントドライイースト)……1g
- 塩(ゲランドの塩(顆粒))……小さじ1/2杯
- はちみつ(サクラ印ハチミツ)……小さじ1杯
- 水……123g
- くるみ(くるみ チャンドラー種)……60g
きれいに作るコツ・ポイント
飾り用のくるみを真ん中に押し込むときは、底につくくらいまでしっかりめに押し込むのが、きれいに仕上げるポイント。
押しが甘いと、最終発酵や焼いている間に生地が膨らみ、くるみがポロっと取れてしまうので、必ずぐっと強めに押し込んでくださいね。
また飾り用のくるみは、割れていない丸みのあるものを選ぶのがポイント。花びらとのバランスがとりやすくなります。
下準備
くるみはローストしておく

くるみは180℃のオーブンで7分焼きます。飾り用に形の良いものを4つ取っておき、残りは手で細かく割りましょう。
※くるみをローストするのが面倒な方は、ロースト加工済みのくるみローストがおすすめ。そのまま使えて便利です。
作り方(調理時間:180分)
1. 生地を作る

ボウルに粉類とドライイースト、はちみつ、塩を入れ、水を注ぎ入れます。

粉っぽさがなくなるまで、ゴムベラでよく混ぜ合わせます。

こね台に取り出し、表面がつるんとなめらかになるまで手でよくこねます。
2. くるみを混ぜ込む

カードで生地を4つに切り、ボウルに戻してローストしたくるみを加えます。
3. 1次発酵

くるみが全体に行き渡るように、手でこねます。全体をまとめ、ボウルに入れてぬれぶきんをかけ、あたたかいところで発酵させましょう。(60分)
発酵の仕方が分からない!という方は下記をご覧ください。主な発酵方法やうまく発酵させるコツ・ポイント、詳しい発酵の手順などを詳しく解説しています。

2~2.5倍の大きさになったら、発酵完了です。
4. 分割・ベンチタイム

打ち粉(分量外)をふったこね台に取り出し、カードで4等分にします。丸め、ぬれぶきんをかけて20分休ませましょう。
「生地の丸め方が分からない」「上手く丸まらない」という方は、下記をご覧ください。きれいに丸めるコツ・ポイントをまとめています。

ひとまわり大きくなればOK。
5. 成形

生地を丸め直してうしろをよく閉じ、真ん中に飾り用のくるみをギュッと強めに押し込みます。
カードで3cmくらいの切り込みを5つ入れましょう。(先にカードで薄く目安線をつけておくと、バランスがとりやすいです。)
6. 最終発酵

オーブンシートをしいた天板に並べ、ぬれぶきんをかけてあたたかいところで50分発酵させます。

ひとまわり大きくなったら、発酵完了です。
7. 焼く

霧吹きをかけ、210℃に温めたオーブンで15分焼いたら完成です。はちみつやクリームチーズをつけてめしあがれ。
安定のおいしさ!くるみパンを手作りしよう

パッと咲いたお花を思わせる「くるみパン」は、全粒粉の香ばしさと、くるみのリッチな味わいがよく合う人気のパンです。
成形はカードでできるので、お子さまと一緒に作ってもいいですね。
見た目が華やかなので、たくさん作ってお友達にプレゼントするのもおすすめです。
パン屋では味わえない、手作りならではのカリふわ食感をぜひご堪能くださいね。
使用したアイテムはこちら
カード
生地をボウルから取り出すときや分割するとき、ボウルやこね台にこびりついた生地をこそげ取るときなど、パン作りのあらゆるシーンで活躍するカード。
薄くてほどよい固さがあるので、くるみごとスパッと切れて、断面の美しいくるみパンができあがります。
鮮やかなピンクカラーもキュート!